carthago’s blog

気の向くままに興味のあることを書くつもりで始めたブログ。

【Call of War】スパイについて

 

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はじめに

こんにちは。今回はCoWのスパイ(諜報活動)についてです。

 

スパイにはリアルマネーで買えるゴールドを使うものキャッシュ(ゲーム内資源のお金)を使うものがありますが、ここでは後者について基本的な仕様に加えて研究により分かったことも書きます。ゴールドを使うほうは言うまでもなく強力ですが⋯。

基本的なスパイの使い方はwikiに載っているので、そちらをご覧になれば十分ですが一応ひと通り書いておきます。

 

目次

スパイ全体の説明

 ・PC版では左側に、アプリ版では右下のその他内に諜報活動のタブがあり、そこからスパイを派遣したり活動報告を受けたりできる。州のタブのスパイの項目からも操作できる。

・スパイを一人雇うにつき15k(kは1000の意味なので15000)のお金がかかり毎日任務に応じた報酬を日付変更時に受け取るが、一度雇えば捕まったり報酬不足で辞職したりして働けなくならない限りいつまでも使える。何も任務を与えなくても0.5k/日かかる。

・任務は全て日付変更時に実行されるが、失敗したりスパイの一部が捕まったりもする。成功確率は派遣したスパイの人数に依っており、 一人あたりの成功確率は50%(とされている)。

 

 

各種スパイ活動の種類と内容

①情報

・日付変更時点での相手国の外交関係、保有資源、スパイ派遣場所、市場での取引内容、外交取引(相手国は不明で取引の種類と成否のみ)、研究中のユニットレベル、建築中の建築物、生産中のユニットの種類・生産完了までの時間とその生産場所にある建築物の種類及びレベル、外交のチャット内容ランダムで一つ、派遣場所周辺の相手の部隊情報が分かる。しかし、全部分かるとは限らず失敗することもある。

 

・部隊情報開示があるので部隊がいそうな場所に送った方がよいと思われるが、これは強力ではないのであまり気にしなくてよいだろう。対策されにくいところに送るのが優先。費用は一人につき2k/日。

 

・使い道としては他国同士の外交関係把握にまず使える。相手の外交関係とチャット内容を知ることで公にされていない秘密の繋がりも暴くことができる。これの対策でチャットでわざわざ何回にも分けて話したり、暗号やダミーの文章まで使う人もいるという。

また資源の保有量や生産部隊、建築物のレベルを知ることで作戦を立てるのに役立つ。

相手のスパイに対抗スパイを立てやすくもなるが、相手は後で派遣場所を変えることもできるのでそれをやられるとあまり効果は期待できない。

 

 ②経済破壊工作

・ 配置した州で生産された資源やお金の一部を消滅させたり、奪って自国の資源に加えたり、又は州の士気を下げたりする。 

・費用は一人当たり4k/日とやや高い。

・相手にとって重要な州を狙うことになるので少し対策されやすい。成功したとしても相手の被害は一州で一日に生産された資源の量の一部と大分たかが知れており、打撃は小さい。

・士気を下げることで反乱を誘発し国を滅亡に追い込むなどの戦略に用いられることもあったようだが、現バージョンでは反乱が起こりにくくなっているのでまず無理になった。

カネの無駄になりやすく使うのは特殊な条件のときのみだと思われる。

 

③軍事破壊活動(ゲーム内表記は軍事破壊鼓動)

・派遣した州の建物にダメージを与える、または派遣先の国の全部隊情報の開示のいずれかを実行する。この2つめが全スパイ活動の中でダントツの強さを誇る。

・費用は一人当たり4k/日とやや高い。

・建物へのダメージは基本的には小さなものなので通常あまり割に合わないが、修理にも莫大な資源を消費する原子炉やレベル1工場の破壊に使うのは良い使い道。

・部隊情報開示では日付変更時の相手の全部隊が自部隊と同じように「見える」。移動中のユニットはその行き先や到着予定時刻も分かる。ただし日付変更後に相手が移動を変更してもそれは反映されないので注意。スパイを送られた側はこれを利用して、日付変更の前まではわざと異なる命令を出し、日付変更後に本来の命令を出すことで相手を欺くこともできる。

 

・部隊情報開示を狙うときは、建物のない更地を選ぶと成功率が上がる。それは成功確率50%が、建物のある州では建物破壊と部隊情報開示に25%ずつの成功率として配分されてしまうが建物のない州では部隊情報開示がそのまま50%の成功確率となると考えられるから。・・・と思われていましたが、実際には計算法が違うようです。それについてはスパイ成功率についての項で後述します。

④スパイに対抗

・いわゆる対抗スパイ。 これだけは自国の領地に派遣する。任務は派遣されてきた敵スパイの活動を暴き、捕まえること。自国スパイを派遣していた他国領を占領すると自動的にこの任務が割り当てられるので、忘れずに一旦戻して派遣し直そう。

 

・費用は一人につき1k/日と安い。当然ながらこれの成功率も100%ではないが、効果範囲はおいた州だけでなくその周囲にも及ぶようだ(要検証)。

 

・相手がスパイを送ってこない限り無意味なためあまり使うことはないと思われがちだが、原子炉の破壊を試みてくるときや相手が派遣してきそうな場所が判明している場合は使うとよいだろう。

 

スパイ成功率について 

ここではスパイ成功率を鑑みてスパイを送るべき人数について考えてみます。 

スパイ成功率自体はスパイ一人ごとに50%と考えられていますが、スパイをより多く送れば全体として成功率が上がります。

また、上でも述べているように一つの種類のスパイでもいくつかの任務があり、スパイ一人が複数の任務をこなすことはないことから任務一つあたりの成功率は任務の数で割った値になります。

 

では、これを踏まえると特に重要な軍事破壊活動による全部隊開示はどれくらいの確率で成功するのでしょうか。

例として更地に5人送った場合を考えます。まず成功か失敗かの判定が起こり、最低一人いずれかの任務に成功する確率は1-(1/2)^5=約97%となり、ほぼ成功することになります。この後どの任務を実行するかの判定が入るのですが、従来は更地なら建物破壊をしようがないのでこの確率がそのまま部隊情報開示の確率になると考えられていました。

しかし、実際にスパイを送った結果を集計してみるとその確率には程遠く、むしろ建物がなくても内部的には建物破壊扱いの判定が出ることがある、とした時の確率に近かったのです。ですから、おそらくそちらが本当の計算式であると思われます。

それに従った部隊開示が成功する確率の計算式は1-(1-1/4)^〈人数〉 というものになるので、5人でも1-(1-1/4)^5=約76%ということになります。

 

従来は4、5人送れば計算上かなり高い確率で成功が見込めると考えられたためその程度で十分だとされていましたが、今回の計算結果によるとそれでは100%に程遠く、なるべく確実に成功させたい場合にはかなりの痛手となります。しかし私が試した限りではこのやり方で計算すると大体実際の成功確率と一致することが分かりました。

まだ私個人での試行回数は少ないので統計学的に有意かは怪しいところがありますが、後者の理論値と大まかに一致することからほぼ間違いないといってよいかと思われます。

参考までにこの計算法での成功確率を下に記しました。

〈人数:部隊開示成功確率〉 

1:0.25
2:0.4375
3:0.578125
4:0.68359375
5:0.762695313
6:0.822021484
7:0.866516113
8:0.899887085
9:0.924915314
10:0.943686485

 これによると9割以上の確率で成功させるには最低9人送る必要があり、ほぼ確実に成功させるのは大変なことが分かりますね。

 

なお、一ヶ所に送るか複数ヶ所に分けて送るかでは成功率に差はないようです。しかし失敗した時にスパイが捕まる確率はどうやら州ごとの判定のようで、 合計は同じ人数でもバラけさせた方が捕まる人数の期待値は小さくなるようです。

 まとめ

全スパイ活動の中で基本使うべきは軍事破壊活動による全部隊情報開示です。情報も使えますが必須ではないと考えています。経済破壊工作はほとんどの場合効きません、自分が使うキャッシュに対して見込める相手の被害が少なすぎます。

 色々なスパイの種類と活動がありますが、この相手の全部隊の位置を見抜くものだけ使っていればとりあえずいいと思います。他のスパイ活動と比べ、圧倒的に強力です。これを使わないとちゃんとした作戦は立てようがありません。

軍事破壊スパイ派遣の人数については 多いに越したことはないですが、様々な使い道があって市場での資源購入にも使えるお金をあまり多く使うのももったいないので、お金の少ない序中盤は3〜5人くらいにしておいて後半は最大10人くらいまで増やしていくといった感じが良さそうです。 

また、操作的には面倒になりますが、スパイは捕まったり対策されたりするのを防ぐべく派遣先の国の中でもなるべく分散配置して、毎日派遣場所を変えるといいでしょう。

 スパイを上手く使って楽しいCoW生活を!

 

 

 この記事は去年のうちに半分以上書きあがっていたのですが、下書きに入れたまま書いていることを完全に忘れてました(笑)