carthago’s blog

気の向くままに興味のあることを書くつもりで始めたブログ。

Call of War マイ師団編成&戦術紹介

はじめに

こんにちは。今回はCall of Warの師団編成や戦術について紹介します。

しかし師団編成の基本的なものはwiki

軍団編成テンプレ - Call of War Wiki*

に載っていますので、そちらも合わせてご覧いただきたく思います。ここに書く内容は基本的な編成のアレンジが主になりますが、ちょっと毛色の違うものも含まれています。

戦術については以前初心者向けに最低限のことを書いたのみであまり突っ込んで書いたことがなかったのでそれも合わせて書きます。ユニットや師団の運用とも密接に関わっているので一緒に論じることになるでしょう。

基本的にはwikiの全体を読めば大体取るべき戦術は分かる気もしますがここでは私がやっているやり方を紹介することになると思います。wikiの戦術が特集されているページはちょっと偏ったやり方が載っていたり概念的で分かりにくい記述の仕方だったりもする気がします⋯。

 

なお、ユニットのまとまりを表す言葉が師団だったり軍団だったりしていますが本稿ではあまり厳密にそれらの用語を用いていないことをご了承ください(そもそもゲーム中ではっきりしていないので厳密にいうことは不可能ですが)。

 

目次

 

 師団編成する上での考え方

まず大前提としてCoWにおけるユニットは主に3タイプに大別できると考えた。

タイプA突撃部門=敵に直接ぶつかりにいくことでダメージを与えるのに向いているユニット。

タイプB防御部門=敵の攻撃を受け止めて耐久したり、攻撃してきた部隊に反撃ダメージを与えることで軍団全体が持ちこたえるようにすることに資するユニット。

タイプC砲撃部門=遠距離から敵を一方的に攻撃できるユニット。

 

 ユニットによっては複数項目に当てはまるものもあるが大まかに分けるなら次のようになるだろうか。

 

Aに属するユニット⋯装甲車・軽戦車・中戦車・奇襲隊・戦術&戦略&海軍爆撃機・潜水艦・ミサイルなど

Bに属するユニット⋯歩兵・対戦車・対空・駆逐戦車・駆逐艦など

Cに属するユニット⋯砲兵・自走砲・列車砲・戦艦など

 

複数区分に入るものを挙げるとAグループの戦車や奇襲隊は防御時に耐久要員としての運用もできるのでBグループにも入りうる。爆撃機はユニット攻撃時に自身もダメージを食らう性質上Aグループであるが、地上への爆撃時、爆撃部隊に混ぜて耐久を増やせる迎撃機は場合によってAB両方の働きをしているといえるだろう。

Bグループに入れたものは防御向きのものが多いがこれらで攻撃しにいくときも場合によってはあるし、駆逐艦は射程が狭いとはいえ遠距離砲撃可能なのでCグループにも分類できる (ただし地上部隊にはダメージが入らない)。

Cに入れたものは特殊で直接戦闘自体が向いていないものが多いが、戦艦は突撃や防御に使っても別段問題ない。

 

師団編成でまず考えなくてはならないのは、想定される敵軍の編成とそれに対して効果的な組み合わせは何かということであろう。

例えば敵が術爆での爆撃でばかり攻撃しているような極端な編成・戦術を採っている場合には、迎撃機と対空部隊マシマシな軍団編成にすれば相手の攻撃が通らず勝てる。ここまで極端でなくとも誰しも編成には特徴があるものなので、それを把握ないし予測してメタを張ることができれば試合は有利に進む。

しかし、一国を対その国専用の編成で倒したとしてもその軍を他の国を倒すのに流用できないようでは1から軍を作り直さねばならず部隊生産の速度が追いつかない。ある程度は汎用性のある編成が望ましい。

 

先ほどのユニット区分に基づいて相性を考えると、まず防御型のBに対してはCで一方的に攻撃するのが効果的だ。Aで突撃するのは大体負けるか勝てても無用の損害を被るようにできている。

 よって突撃してくるAに対してはBで防御するのが基本的対策であろうが、Aに対してCで砲撃するのも強い。というかなるべくAも遠距離からの砲撃を駆使し被害0で倒すのが理想だ。ただし、Cグループは体力はあまりない上に移動速度が遅く単体でAに追いつかれるとあっさり潰されてしまいがちなので大抵はBによる防護を必要とする。

 

こう考えていくと、主力の攻撃要員にABCのどれを据えるのかという問いにはCの砲撃ユニットが基本的な解となる。わざわざ防御向きのBを攻撃の主力に据えるのは無いとして、突撃型のAを主力にしてしまうとBで防御された時に負けてしまうのだ。その点BもつけたCを用いればAによる突撃も封じられた相手が対抗する手段は同じCを繰り出すのが基本となり、致命的なメタを張られにくい。

ただしAに分類した術爆を主力級に運用するのはその優れた戦略的及び戦術的な展開性・機動性から選択肢には入る。

 

以上を踏まえて師団編成を行うと、主力攻撃力を担うCにそれを防御するBを合わせるのが基本となる。例えば歩兵系で揃えると歩兵 対戦車 対空 砲兵といった編成、装甲系で揃えると中戦車 自走砲 対空自走砲といった編成がまず挙げられるだろう。

Aは主に単体で特殊な任務を担う位置付けだ。例えば 潜水艦は駆逐艦のいないもしくは失った艦隊を襲撃したり偵察任務を担ったりする。装甲車や軽戦車は素早く敵のいない敵地を制圧する(色塗りをする)。

では、これらを踏まえて次に師団編成案を挙げていく。筆者がよく使っているものもあるし、実際には見たこともないものも含まれる。

 

 

師団編成案

《陸軍》

①アンチ装甲・装甲軍団自走砲6 駆逐戦車5 軽戦車5 対空自走砲5

装甲系で固めた敵を破壊するための、装甲系で固めた編成。歩兵系にも強く割と万能。解放が遅い兵種もあり、そもそも兵種が多く研究要求量が多いので中終盤向け。

対人戦になると、大体みんな足が速くて硬くて強い装甲系が好きで装甲系メインで固めた編成を取っている人が多い。だからきっちり装甲系を倒せる編成が要請されるのだ。

よくある一般的な装甲軍団自走砲5 中戦車5 対空自走砲5といったものと比べて、中戦車ではなく駆逐戦車を入れることで対装甲の直接戦闘力を大幅強化。

中戦車は歩兵系にも装甲系にもバランスよく強くて速度も十分なのがメリットだが、石油維持費などが高いのは辛い。駆逐戦車は中戦車より各種コストが安く、装甲系への防御力はピカイチで攻撃力も終盤には中戦車を上回る。そもそも基本的に自走砲の砲撃だけで敵を倒す戦術思想なので、直接攻撃力は要らないのだ。中盤までは駆逐戦車は速度があまり速くないのはネックであるが、終盤には自走砲と同じ速度になってデメリットは実質解消される。

自走砲が主力の攻撃力であるから、自走砲は戦力効率が最大のギリギリ6ユニットまで入れている。これより多くてもいいのだが、少し効率が落ちるので自分はなるべく1軍団で6を超えないようにしている。

装甲アンチではあるが、歩兵系にも強い。軽戦車は歩兵系に対処し軍団の体力を増す。

さらに、対空自走砲はもちろん敵の空軍対策が第一義だが、安く作れて直接戦闘力もコストに比して悪くない。自分は中戦車の安くて手軽なバージョンと思って運用している。

歩兵系軍団を待ち受けて殴り合ってもそうそう負けないが、装甲系の機動力を生かして追いつかれる前に移動しては砲撃を繰り返せば完封をも狙える。

敵を殲滅後などに敵部隊がいない地帯では軽戦車や対空自走砲を分離して色塗りに用いることもできる。

 

②快速砲撃軍団:自走砲5 軽戦車5 (+対空自走砲5)

上と比べて砲撃力はほぼ変わらずに大幅なコストダウンを実現、割と手軽に作れるので序盤の終わりごろから使える。

ただし直接戦闘力は上より大幅に劣るので基本的には近づかれる前に敵を倒さなければならず、プレイスキルとログイン頻度が要求される。しかしながら研究、設備、生産とコストが安く大量集積しやすいのでこれを多数作って敵に猛爆を浴びせよう。

砲撃時にはちょっとずつ位置をずらすことで1軍団当たりのユニット数を減らし、戦力過集中ペナルティを回避することができるのも砲撃メインの利点。

敵が空軍を整備している場合のみ対空自走砲をつけよう。

 

自走砲師団:自走砲1〜

攻撃力の中心は自走砲ならば、もう自走砲だけでいいんじゃね?という自走砲至上主義が昂じて誕生した。もはや師団編成と呼べるか怪しいものではあるが、とにかく自走砲を戦場に送り込み撃っては走り、撃っては走りとするだけ。その時々によって自走砲の量や集積具合を調整しよう。

色塗りも自走砲自身速度がまあまあ出るので一緒にやってしまえる。ただし戦闘力自体は大したことがないので敵とぶつからないよう常に距離を取って砲撃しよう。

 

④砲兵砲撃軍団:砲兵4〜8 +前衛部隊(軽戦車、歩兵など)5〜10

序盤向け&AI戦向け。基本的に砲兵で敵を遠距離攻撃しつつ軽戦車などをテキトーに交ぜた前衛部隊を砲兵の前に置いて、向かってきた敵を防ぐ。敵が前進してきたら、砲撃のインターバルの間に後退して時間を稼ぐことが望ましい(いわゆる引き撃ちを行う)。砲撃部隊が強力であれば犠牲者ゼロで敵を倒せることも珍しくない。

AIは砲撃ユニットが少ないのが普通だがもし敵が砲撃ユニットを持っている場合は前衛と砲兵を合体させ耐久を増して砲撃戦をするとよい。

ぶっちゃけ始まってから砲兵量産して、前衛は初期部隊に軽戦車をちょっと混ぜただけ。でも序盤はこれ以上強いのを作るのは難しい。

 

⑤石油節約師団:砲兵8 歩兵4 対戦車4 対空4 装甲車2

人的や食料はあるが石油がない国向け。ほぼ歩兵師団だが、装甲車をいざという時に分離することで素早い色塗りと偵察を可能にした。装甲車は軽戦車より安く、速度と視界で勝るが戦闘力は劣るのでなるべく敵と戦闘しないように。ただ歩兵系には装甲車でも十分強く前衛としての役割も果たしている。

敵に装甲部隊が多いようなら対戦車を増やす、山で運用するなら歩兵を奇襲隊に変えるなど状況に応じて調整しよう。

 

⑥アンチ空軍・石油節約師団:砲兵8 歩兵4 対戦車4 対空8 対空自走砲2

上の編成を空軍国家対策用にアレンジしたもの。殆ど対空部隊を増やしただけだが、装甲車は空軍に弱いので代わりに対空自走砲を色塗り用として入れている。ユニット数がかなりたくさん必要だが、核でなく通常空軍相手ならば大量集積が優秀な対策の一つとなる。

 

 《海軍》

駆逐艦隊 :駆逐艦1〜

比較的手軽に作れる艦隊で様々な用途があり、数は状況次第だが性質上多すぎてもあまり意味がないので上限は実質10程度であろうか。 まずは輸送船の護衛任務。安価で作れてステルス性のある潜水艦を排除できるのが強み。より上位の海軍に対してもそこそこ耐久力がある駆逐艦に守られている輸送船団は簡単には沈まなくなる。序盤なら1、2隻で十分ということも多いだろう(相手がどれくらい海軍を作っているかによるのでなるべくスパイで確認する)。

次に本格的な艦隊の耐久増し要員としての予備艦隊。戦艦や巡洋艦を含むような艦隊は潜水艦からの防護やダメージを分散させるための壁役として駆逐艦がほぼ必須だがその性質上駆逐艦は消耗が激しいので適宜補充が必要となる。

駆逐艦に限らず補充の艦はバラバラに生産場所から戦場へ送ることもあるがそうすると敵に遭遇した時に簡単にやられてしまう可能性がある。偶然の遭遇だけでなく新造艦をわざわざ狙う場合もあるので補充の際も小規模な艦隊を組んだ方が安全であり、その際には駆逐艦隊を用いるのがよいだろう。

また、実は敵輸送船団に護衛がいないあるいは小規模である際には駆逐艦は輸送船の刈り取りにも向いている。足が早いので取り逃がしにくいし、潜水艦より素の攻撃力が高い上に射程も広くて裸の輸送船にはアウトレンジが可能。

 

②潜水艦隊:潜水艦1〜

潜水艦は他の艦種と合流させず単独で任務に向かうのが普通だ。というのも潜水艦のみの艦隊は基本的に敵に見えないが、他の艦が混ざった艦隊に入れると潜水艦も見られてしまうのである。それに潜水艦は体力が少なく射程も短いので艦隊同士の砲撃戦に向いているとはいえない。

潜水艦は特殊な区分の艦で、駆逐艦以外は有効な打撃を与えにくいことから駆逐艦のいない艦隊に襲いかかるといい。戦闘に入るまでは敵に見えないので、ギリギリまで近づいて相手の艦隊の編成を確認してから攻撃することも可能である。しかし、海は広く敵海軍や輸送船の位置やルートを特定できないとなかなか襲撃は成功しにくいのでスパイとの併用がやはり効果的。

艦数は大型の艦隊への攻撃を想定しているときは5〜10隻程度まとめて使うことになるであろうが敵海軍がいない海域での少数輸送船団の刈り取り任務や偵察なら1隻だけで十分。単独の戦艦や巡洋艦への襲撃は1隻でもだいたい勝てるが3隻程度はあった方がよいか。

 

③お手軽巡洋艦隊:巡洋艦1 駆逐艦2

敵が駆逐艦を何隻も出してくるときになるべく低コストで制海権を取るための艦隊でどちらかというと序〜中盤向け。巡洋艦はスペックが微妙とはいえ海戦能力は駆逐艦に大分勝るため、駆逐艦より上位の艦種を持っていない敵には勝ちやすい。巡洋艦もあまり潜水艦に強くないため駆逐艦をつけている。

より大規模な建艦競争になったら戦艦を含む艦隊の方が効率がよいだろう。

 

④最強艦隊:原子力戦艦3 駆逐艦9

通常戦艦の艦隊はwikiに載っているもの(戦艦3 駆逐艦6〜9)が最適かと思う。それが通常海軍ではほぼ最強編成だが、それをも上回るのがこの原子力時代の艦船だ。原子力戦艦は核技術を要求することに加えて希少な物質を生産コストと維持費として消費するが、機動性・攻撃力・打たれ強さと隙のない強さを誇る、まさに最強の艦である。ただし潜水艦には全く反撃できないのでやはり駆逐艦をつけてやる必要がある。

大切な原子力戦艦を敵海軍や空軍、核ミサイルから守るためにも壁役の駆逐艦は多めで。

 

《空軍》

①戦術爆撃航空団:戦術爆撃機5〜 迎撃機5〜 (同数用意)

敵の少数部隊or対空部隊の少ない部隊を攻撃し打撃を与える。術爆はトップクラスの局所的瞬間火力を相手に投射できる。相手は陸軍を分割することが難しくなり行動を大幅に制限されるだろう。

術爆のみでも爆撃力は大して変わらないが、敵に対空部隊や迎撃機がいなかったとしても迎撃機を入れることによって術爆の消耗を抑えることができる。これは戦力を継続的に使い維持する又は増やしていく上で非常に重要なファクターなので、筆者は術爆のみで運用することは殆どない。敵が術爆部隊で味方陸軍に攻撃を加えてきた際にも、迎撃機が入っているので防空に転用することができる。

火力としての効率は各5ユニットまでが最大でそれを超えると効率が下がってしまうが、一方的に火力を投射できる砲撃では無くあくまで直接攻撃扱いの兵種であるからたくさんスタックした方が損害は少なくて済む。普段は集められるだけ集めて攻撃した方が良いと思われるが瞬間火力が必要なときには5ずつに分離しよう。

攻撃範囲の短い迎撃機によって航空団全体の攻撃範囲も狭まってしまうので迎撃機もきっちり研究して攻撃範囲をなるべく広げていくのがよい。研究要求量が多くなるが、そもそも本格的な空軍の整備には生産拠点での空港レベル2以上が必要な上、運用のため前線と輸送用に中継地点にも空港が必要であり空軍自体も安くはないためかなりコストがかかる。これらの高いコストが賄えないならばそもそも空軍は諦めた方がよい。

 

②海軍爆撃航空団:海軍爆撃機1〜

海軍を攻撃できるが、駆逐艦や戦艦が艦隊を組んでいるところを爆撃しても損害の割に負わせるダメージが多くないのであまり割に合わないことが多い。主任務は輸送船狩りと潜水艦狩りだろう。これらは対空値が低いので効果覿面である。

しかも、海爆だけはステルスユニットの潜水艦を発見できるのが売りだ。航空機なので機動性は高く、海岸線の警備にも向いている。

相手にする艦隊の艦船数が多くない限り数はそれほど集積しなくても大丈夫だがこれも5ユニットひとまとまりで運用すれば最大効率が得られる。 術爆と異なり迎撃機を混ぜても海軍攻撃的には意味はない。

 

以上ですが思いついたら随時更新します。